北海道南部の七飯町のJR大沼駅で7月13日、停車した普通列車のドアが、ホームと反対側も部分的に開くトラブルがあり、計9本が運休しました。
JR北海道によりますと、13日午後8時49分ごろ、長万部午後6時34分発、函館行きの普通列車が大沼駅に停車し、運転士がホームがある右側のワンマン用ドアスイッチを操作したところドアが開きませんでした。
運転士が一度「閉」を押して再度「開」を押した際、右側のドアに加え、ホームと反対側の左側のドアも20センチほど開いたため、「閉」を操作したということです。
大沼駅は無人駅で、乗客11人にケガはありませんでした。
車両は1993年に導入されたキハ150形1両編成で、JR北海道は当該車両を運休とし、乗車予定だった4人を加えた乗客15人は後続の列車に乗り換え、約40分遅れで函館に向かいました。
同じ形式の車両は函館と苫小牧運転所で計16両運用していて、JR北海道は緊急の点検を行うとともに、当該車両に何らかの不具合が発生したとみて調査を進めています。
この影響で、14日の普通列車8本も運休し、約110人に影響が出ました。15日からは通常運行を予定しています。
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