外国為替市場の円相場で、一時、1ドル=157円台前半まで急速に円高が進みました。

政府・日銀による市場介入が行われたのではないかとの見方も出ています。

アメリカで発表された6月の消費者物価指数の上昇率が市場予想を下回り、FRB(連邦準備制度理事会)が9月にも利下げに踏み切るとの観測が強まりました。

円相場では、日本時間11日午後9時半の発表のあと、日米の金利差が縮まることが意識され、円買いドル売りの動きが強まりました。

円相場は40分ほどで、157円台前半まで、4円以上円高が進み、市場介入が行われたのではないかとの見方も出ています。

鈴木財務相は「(為替介入の)有無も含めましてコメントは控えるというのが基本的な立場で、急激な変化は好ましくない」と述べました。

市場関係者からは、「介入があったとすると、うまいタイミングだったが、判断は難しい」「円安に歯止めがかかるかは見通せない」との声が上がっています。

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