長野県のみそ製造販売大手「マルコメ」が、みそ汁の具材に使うアオサを陸上養殖する研究開発拠点を愛媛県西予市に設けることになりました。10日に発表されました。

県庁では中村知事と西予市の管家一夫市長が会見。長野県に本社を「マルコメ」が、西予市明浜に新たな研究開発拠点を設けることを明らかにしました。研究開発拠点の設置は愛媛県と西予市が連携して誘致しました。

研究開発拠点は宇和海に面した約1ヘクタールの敷地に、みそ汁の具材に使われるアオサを陸上養殖する水槽のほか、乾燥などを行う加工設備を整備。温暖化による海水温の上昇で収穫量が減少するなか、気候変動に左右されない安定的なアオサの供給へ研究開発を進めます。

現在は試験養殖を行っていて今年9月には操業を開始する予定。2027年度までに年間14トンの生産を目指すほか、15人程度の雇用も見込んでいるということです。

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