4人で暮らす一般家庭の電気代は月平均8930円で、1年前とくらべるとおよそ1600円高くなっている。少しでも電気代を安くするために家庭できることとはなにか。節電アドバイザーの藤山哲人氏に聞いた。
【映像】意外と知られていない「隠れ電気喰い家電」
ABEMA的ニュースショーでは番組スタッフの自宅をモデルに電気代の節約について検証。藤山氏が部屋を見てまず指摘したのは蛍光灯だった。
「蛍光灯ってものすごく電気を喰う。かつものすごく蛍光灯の管が高くなっている」と語り「いまはLEDにしたほうが安い。電気代も安くなる。年間で5000円くらい変わってくる」と、4本の蛍光灯をLED電球のものに変えるだけで年間5000円の節約になると説明。
続いてエアコンを見て「エアコンが黄色い。この黄色いのはかなり古い証」「2013年ぐらいが境目になる」と指摘。多くの家電は東日本大震災を機に節電能力が大幅に改善されたものがほとんどで、10年以上使っているエアコンなどは買い替えてしまったほうが電気代を払い続けるよりトータルでは得だという。
藤川氏は黄色くなったエアコンを買い替えた場合、年間でどのくらい電気代が得になるのかと問われると「年間だと1万円ぐらい変わってくる。エアコンの寿命は10年だから頭金ぐらいにはなる」と回答。また、フィルターの手入れも大事だとして「週1やると1シーズンで2000円くらい変わってくる」と説明した。ちなみに香料入りのフィルタークリーナーはダニの温床になることがあるため、できれば無香料のものがおすすめだそう。
冷蔵庫については「冷蔵庫は大体(容量)50パーセントぐらいものを入れとくと一番効く」と、冷蔵庫の容量は半分、冷凍庫は隙間なく収納することで節電になるという。
そして「(冷蔵庫を)開けたところにビニールのすだれをつけるのは、どうなのか?」という質問に対しては「あれは絶対やっちゃダメ!」とバッサリ。理由についてドアポケット側にも温度センサーがついているとして「ビニールで塞いでいると『こっち(ドアポケット側)は冷えていない』ということで、ガンガン冷やしちゃう」と説明した。また、上に物を置かない、横にプリントなどを貼らないだけで年間1300円安くなる場合もあるそう。
ほかにも「隠れ電気喰い家電」としてシャワートイレ、温水便座があり、節電モードにしておくだけで年間2、3000円の節電になることもあると説明。電球、エアコン、冷蔵庫を見直すことによる年間の節電金額について「2万円くらい」と推計した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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