9日の日経平均株価は大幅に反発。172円高で寄り付くと、午後には上げ幅が一時1000円に迫り、取引時間中の最高値を3営業日連続で更新しました。

 終値は初めて4万1000円台を付け、終値の史上最高値も更新しました。

 好調なアメリカ市場の流れを引き継いだことに加え、前の日に重しとなっていたETF=上場投資信託の分配金捻出の売りに対する警戒感が緩んだことが、上昇を加速させました。

マネックス証券 広木隆氏
「あらかじめ分かっている(ETFの)売り材料に対しては、それほどみんな怖くないと思っていたので。逆に相場がどんどんどんどん上がっていってしまったわけです。ETFからの売りを警戒して、先物を売っていた人たちが慌てて買い戻すという行動に出た」

 気になるのは、この株価上昇がいつまで続くかです。

広木氏
「日米ともに決算発表シーズンが本格化してくるので、決算を見極めたいという動き。月末には日銀の金融政策決定会合があります。今週いっぱいで株価上昇も一休みとなってもおかしくない」

(「グッド!モーニング」2024年7月10日放送分より)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。