連日の猛暑で、エアコンなど電気の使用量が増えるなか、電力の供給について齋藤経済産業大臣は「予断を許さない状況だ」と警戒感を示しました。

齋藤経済産業大臣
「今後、厳しい暑さが見込まれるため、電力需給は予断を許さない状況だと認識している」

齋藤大臣はこのように緊張感を持って電力の供給状況を注視する考えを示したうえで、供給不足が想定される場合は電力の確保に「あらゆる手段を講じる」と強調しました。

電力をめぐっては、きのう、猛暑で冷房の使用が急増し、東京電力と関西電力エリアでは供給の余力を示す「予備率」が最低限必要とされる3%を一時、下回りました。

このため、エリアが隣り合う中部電力から東京電力は今季初めて、関西電力は2回目となる電力の融通を受けました。

また、東電は、きのうに続いてきょうも発電事業者に火力発電所の稼働の増加を求めるなど、猛暑の対応を迫られています。

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