熱中症対策の新常識、アイススラリーってご存じですか?これが、家でも簡単に作れちゃうんです。
■液体と氷の“いいとこどり”
アイススラリーとは? この記事の写真「アイススラリー」は「アイス(ice)=氷」「スラリー(slurry)=ドロッとしたもの」という意味です。シャーベット状の“飲める氷”とも呼ばれています。
熱中症の研究をしている産業医科大学の堀江正知副学長は、「液体」と「氷」の“いいとこどり”をしているのがアイススラリーだと話します。
効率よく内側からクールダウン氷を丸飲みするのは難しいですが、アイススラリーはシャーベット状になっているので飲みやすいです。そして、液体よりも温度が低いです。水は氷で冷やしても氷点下になりません。しかし、アイススラリーはマイナス2.8℃と氷点下になり、冷却効果もあります。このように“いいとこどり”をしているので、効率よく内側からクールダウンすることができます。
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■アイススラリーの作り方■アイススラリーの作り方
そんな“いいとこどり”の「アイススラリー」の作り方です。
用意するもの用意するのは、ミキサー・スポーツドリンク・凍らせたスポーツドリンクの3つです。
スポーツ飲料と凍らせたスポーツ飲料をミキサーへまず、スポーツドリンク100ミリリットルに対して凍らせたスポーツドリンクを140ミリリットルの割合でミキサーに入れます。(スポーツドリンク:凍らせたスポーツドリンク=1:1.4)
シャーベット状になったら完成ミキサーにかけ、氷と液体を攪拌(かくはん)させます。見た目がシャーベット状になったら、完成です。
炎天下の活動前に飲むと…堀江副学長によりますと、アイススラリーは深部体温を下げるだけではなくて、炎天下の活動の前に飲むことで深部体温の上昇を抑えることも実証されているんです。
簡単に作れるので、アイススラリーを事前に飲んで熱中症対策をしてみてはいかがでしょうか。
(スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年7月4日放送)
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