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 3日から新紙幣の発行が始まりました。少しでも早く新札を手に入れようと、銀行には両替に並ぶ長い列ができていました。

■新1万円札で支払い 店も驚き

20年ぶりの新紙幣 この記事の写真

 20年ぶりとなる新紙幣を巡って、多くの人が一喜一憂。歴史的な瞬間に立ち会い喜ぶ声もあれば、四苦八苦する人の姿もありました。

ずほ銀行兜町支店

 3日、20年ぶりに行われた新紙幣の発行。東京・中央区にあるみずほ銀行兜町支店では、渋沢栄一ゆかりの地として、いち早く新紙幣が用意されていました。

渋沢栄一ファン(7)
「(Q.将来の夢は?)渋沢栄一さんみたいに素晴らしい人になることです。優しくて、色んな会社とか色々作れるところが好き」

 待望の新紙幣。“使うこと”を楽しみにしていた人たちもいました。

両替した女性 両替した女性(30代)
「新1000円で『1000円パン』を買う。こんなに早く使う人いないと思う。本当に最速な気がする」 両替した男性(40代)
「きょう発行の新紙幣でお願いします」 店主
「実物なんですね、これが。えっ、使っちゃっていいんですか」

 待ちわびてた人が多い中で、ある90代の夫婦はたまたま立ち寄ったといいます。

女性(91)
「人がたくさんいるから、何やってるんだろうって来た」 たまたま立ち寄った女性

 予期せぬタイミングで新紙幣を手にすることになりました。

男性(92)
「良かったな」 女性
「良かった。宝物。うれしい」

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■「何としても入手」イベント間に合う?

■「何としても入手」イベント間に合う?

丸の内を走っているイベントのスタッフ

 人々が喜びに沸く一方で、新紙幣をどうにか手にしようと奔走する人もいました。ビルがひしめく東京・丸の内を走っているのは、イベントのスタッフです。

津田梅子イベント

 なぜ走っているのかというと、津田梅子が5000円札の新たな顔になることを受け開催されるイベントに、どうしても新紙幣を間に合わせる必要があったのです。デッドラインは午前10時半。銀行から銀行へ駆け巡ります。

新紙幣イベント 実行委員会スタッフ
「まだ届いてないみたいなので、違う銀行に行こうと思う」
「ダメでした。4日からみたいです」

 なかなか新紙幣にたどり着けません。

新紙幣イベント 実行委員会スタッフ
「うわー、何としてでもゲットしたいんですよね。ちょっと走りますか。ここら辺にある、あ、あったあった」 午前10時半まで残り3分

 午前10時半まで残り3分。別の銀行にもありませんでした。

新紙幣イベント 実行委員会スタッフ
「ここも置いてなさそうですね。やばいですね。きつい」 無念のタイムアップ

 ここで無念のタイムアップ。イベントに新紙幣を届けることはかないませんでした。

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■「A1」レア番号ゲットは? 深谷市熱望

■「A1」レア番号ゲットは? 深谷市熱望

 紙幣を手にするため、長年にわたり格闘してきたという人もいました。

埼玉県深谷市 小島進市長

 インタビュー中に突然声を掛けてきた人物がいました。実は連日番組で取材していた、渋沢栄一の生誕地・埼玉県深谷市の小島進市長です。

 東京証券取引所で行われていた1万円札の引き継ぎ式の後に、偶然通り掛かりました。初めて手にした、渋沢栄一の顔が印刷された1万円札は…。

初めて手にした1万円札 小島市長
「うれしいけど、お札という実感がない。なんかまだね、初めてだもん。あとは番号だね」 「A1」の紙幣を熱望

 「番号」とは、紙幣に記された数字のことです。渋沢栄一の名前になぞらえた「Aの1番」の紙幣を市長は2年前から熱望し、掛け合ってきたのです。

 運命の正午。果たして、希望の番号の紙幣はもらえるのでしょうか?

渋沢栄一政策推進課
田部井真一郎課長補佐

「『6』ですね。一桁ですね」
「(Q.念願の?)そうですね。一桁の数字、期待してたので」 念願の一桁“プレミア紙幣”

 深谷市に贈呈されるのは6番目の紙幣。「A1」とはいきませんでしたが、見事、一桁のプレミア紙幣を手にすることができました。

盛り上がる深谷市 小島市長
「新札の1番は取れなかったが、日本で一番盛り上がっているのはどこだ?」 市民
「深谷市!」 小島市長
「本当にありがとうございました」

(「グッド!モーニング」2024年7月4日放送分より)

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