お手頃価格から物価の優等生とも言われている『バナナ』やトロピカルフルーツの『パイナップル』が高騰しています。バナナなどを扱うお店は一体どのような影響を受けているのでしょうか。
■バナナやパイナップルの価格が高騰、その理由とは?
熊崎風斗キャスター:
今、バナナやパイナップルの価格が高騰しているんです。1キロあたりの市場での卸値を見ます。2021年の年平均との比較。
バナナ152円→216円。パイナップルも175円→263円と上がってるんですね。
なぜここまで高騰してきているのかこんな理由です。主な産地でありますフィリピンの異常気象です。
猛暑や干ばつなどで不作になって輸入量がそもそも減っている。
それからこのフィリピンでは数年前から病気の蔓延で、バナナが枯れる病というのが非常に流行している。
去年およそ1万5000の農園に影響が出たということです。
スーパーなどで、バナナやパイナップルの価格高騰実感されますか?
井上貴博キャスター:
上がってますよね。
萩谷麻衣子弁護士:
毎朝ジューサーで野菜ジュース作ってるんですけど、バナナを入れることが、美味しい味に整える必須なんですね。だからバナナ絶対に欠かしたことないんですけど。前は190円台だったのが本当に290円台ぐらいになっていて、VTRでもおっしゃってましたけど1袋100円上がった感じですよね。
でもスーパーの方でもちょっと小さめのを安く売ってたりして、何か努力してくださってるなって思う。
■今、国産バナナに挑戦する人が急増!?
熊崎風斗キャスター:
本当に価格スーパーによってまちまちだと思うんですけど上がってるなという印象があります。ただこんなときだからこそ、こういったバナナいかがでしょうか?
そもそもバナナというのは最も食べられる果物No.1と言えるぐらいの、圧倒的に人気が高いものですよね。外国産が99.9%。輸入の8割がフィリピンなんです。主な品種がジャイアント・キャベンディッシュ。全部で300以上品種があるそうなんですけれども、この品種が多いそうです。
国内産というのは0.1%以下なんだそうです。今日はここに注目したいと思います。
産直通販サイト「食べチョク」運営秋元さんに伺いました。「温暖化の影響と栽培技術の向上で日本もバナナの栽培に適してきていると。今、国産のバナナに挑戦する人が非常に増えてきている」ということなんです。
日本の中でも温かいところの代表といえば沖縄。うちなぁ自然栽培ファーマーズです。
沖縄産ナムワバナナ、1キロ450円。収穫は年中なんですが最盛期は夏です。特徴は糖度が30度、メロンのほぼ倍。バナナで大体20度ぐらいが多いそうなので、一般的なバナナよりもかなり甘みが強いようです。
もっちりした食感で、食べたことないので気になるんですけど、リンゴのような酸味があるということなんだそうです。
生産者の勝連さん「冷凍するとシャリシャリの状態になるので割りやすく、お菓子作りにも最適です」
こういったバナナが今、沖縄であるということですよ。
井上貴博キャスター:
最近の野菜高騰のニュースなども、やはり天候の要因もあるし、あとは需給バランスが一時的に崩れている。少し待つとある程度落ち着く。
でも、バナナだと輸入に頼ってるので、ちょっと先行きが見通せない。だから国産がどれだけ重要かという。
萩谷麻衣子弁護士:
でも国産でできるようになったのが温暖化の影響っていうのは複雑ですけれど。でも美味しいものができるのは嬉しいかなって。
井上貴博キャスター:
価格が下がってくればね。
■千葉でも栽培されている皮ごと食べられるバナナとは
熊崎風斗キャスター:
沖縄だけではなくてですね、こんなところでもバナナの栽培、千葉県の木更津市です。
グロスミッシェル種という種類のバナナなんですけど、これ1キロ3240円。バナナの中ではちょっと比較的高いのかなという感じもするんですけれども、特徴があるんです。
年中収穫できますが、最盛期は夏から秋。皮までで食べることができるバナナということなんですね。
糖度が20度ぐらいですので、大体一般的なバナナと同じくらいなんですが、コクがある甘さとさっぱりとした後味。非常に上品なバナナなんだそうです。
生産者の坂田さんは「皮も栄養たっぷりなので、丸ごとバナナを楽しめます」ということを話していました。そのまま食べるのももちろんよしです。
こんな食べ方をおすすめしていました。バナナは時間が経つと茶色い斑点できますよね。冷凍庫へ入れてみてください、しかも皮ごとです。凍った状態で皮ごとアイスとして、バナナを食べる、これ非常に美味しいんだそうですよ。
それから、冷凍で身の甘さが皮まで浸透して、それを使った皮ごとスムージー、こんな食べ方もあるんですね。
萩谷麻衣子弁護士:
もうぜひジューサーでジュースにするのをおすすめ。牛乳を入れたりして。
ホラン千秋キャスター:
国産だからこそできるその皮ごとであるとか、もしかしたらね海外産のと比べると割高になるかもしれませんけれども、直接お取り寄せとかもできる生産者さんたくさんあるので。今まで出会ったことがない味を開拓するという楽しみもね。
萩谷麻衣子弁護士:
食物繊維もたっぷりだし。
==========
<プロフィール>
萩谷麻衣子さん
弁護士。結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。