(ブルームバーグ): トヨタ自動車が中国・上海で高級車「レクサス」の電動車を生産する工場を全額出資で建設する可能性について、地元当局と交渉をしていると、複数の関係者が明かした。トヨタは中国で苦戦中で、工場建設はリスクの高い賭けになる。
トヨタは税制優遇措置や政策による支援、土地の提供をはじめ、中国では珍しい現地の合弁相手を必要とせずに単独出資とすることなど、米テスラと同じような待遇を求めて交渉していると、関係者は交渉が非公開だとして匿名で語った。
関係者の1人によると、上海市当局は外国の大手企業の誘致にオープンだが、恐らく中央政府の承認が必要になりそうだという。これは協議が最終決定からほど遠く、変更があり得ることを意味する。
トヨタはコメントを控えた。上海市政府弁公室はコメントの要請に今のところ応じていない。
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