(ブルームバーグ): 28日の債券相場は下落。約38年ぶり安値を更新した円安進行を背景に日本銀行の金融政策修正への警戒感が強く、上値が重い。日銀は定例の国債買い入れオペで、買い入れ額を据え置いた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、経済指標を受けた米国金利の下げは一時的であり、米金融当局からタカ派な発言が続く中、急速な米金利低下は見込めないため、売りが優勢だと指摘。10年債と30年債の入札を来週に控えて、投資家は「積極的に買わないのだろう」と話す。

  日銀は午前10時10分の金融調節で定例の国債買い入れオペを通知。対象となる全年限の買い入れ額を前回オペから据え置いた。

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