ようやくのまとまった雨と、梅雨入り直後の大雨に農家は悲喜こもごもです。
松江市東出雲町の農場では…。
櫃田優果記者:
3日前までは土が固く、スコップがないと収穫できなかったニンジンですが、土日の雨のおかげで、簡単に収穫できます。
先週は梅雨入りの遅れによって季節外れの対策に追われていましたが…。
アグリわこう・大島佳史さん:
スッと抜けますので、仕事のはかどり方が全然違いますね。
ニンジンの収穫は、倍以上の速さでできるように。また先週まではしおれていたカボチャの葉っぱも…。
アグリわこう・大島佳史さん:
葉っぱが生き生きしてきて、雨を待っている状態だったので、ちょうど良い感じに降ってくれたと思います。
この土日、農家にとっては恵みの雨となりましたが、その一方で雨が強まったことによる影響も出ていました。
アグリわこう・大島佳史さん:
覆土と言って土をかけるんですよ。種をまいた後に。今こうして見てみると、赤いのが大豆の種なんですよ。種が出ちゃった。
この農場では、2023年も植えた大豆の種が雨で流されてしまい、収穫量は計画の半分以下になってしまったということで、24年も強い雨には不安もあるようです。
アグリわこう・大島佳史さん:
天気予報を見ていると長雨の予報なんで、心配だなというところはあります。
また長雨によって、レタスなどの葉物野菜が病気になるなどの懸念も。
アグリわこう・大島佳史さん:
日照不足とかも出てきますので、野菜の成長とかにも出てくるので心配です。雨が降らないのもいけないし、多すぎるのも嫌です。
ようやくの梅雨入りで雨不足の問題は解消されましたが、一方でこれから見込まれる過剰な雨による被害に気をもんでいます。
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