円安が加速し、4月末につけた1ドル=160円の水準に再び迫っています。

鈴木財務相は、「為替の過度な変動は望ましくない」と市場をけん制しました。

24日午前の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=159円90銭台をつけました。

アメリカで、経済指標の内容などから高い金利水準が続くとの見方が広がり、円を売ってドルを買う動きが一層強まっています。

円相場は、4月29日に1ドル=160円台に突入しましたが、その後、政府・日銀が円買い介入に踏み切ったとみられ、いったんは円高方向に動いたものの、円安基調は変わらず、再び160円台に近づいています。

鈴木財務相は、「過度な変化というのは望ましくない。引き続き市場の動向をしっかり見て、必要に応じて適切な対応をとっていきたい」と述べました。

市場関係者の間からは、「いつ160円にいってもおかしくない。為替介入がありうるレベルだ」との声が上がっています。

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