世界遺産・仁和寺の前に建設中の高級ホテルの建設許可取消を求め周辺住民らが訴えを起こしました。

仁和寺門前で建設中の3階建て高級ホテルは、上質な宿泊施設を誘致する京都市の制度を利用して選ばれたもので、来年の完成を目指し工事が進んでいます。

建築基準法上、この土地は延べ床面積3千平方メートルを超える宿泊施設は原則、建てられませんが、京都市などは「住民の環境を害する恐れがない」などとして、およそ2倍の大きさのホテルの建設を2023年、特例で許可しました。

しかし、周辺住民らは「今でも混雑する交通状況がさらに悪化する」などとして建設許可の取消を求め市を相手取り裁判を起こしました。

市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

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