大阪・関西万博で、博覧会協会が建設して出展する国に引き渡す、簡易型のパビリオンの整備費用について、全ては回収できない可能性があることが分かりました。
来年の万博で、独自のパビリオンを出展する国のうち、12か国の建設業者が決まっておらず、博覧会協会が代わりに簡易のパビリオンを建設して引き渡す「タイプX」を提案しています。
協会は、変更を想定して「タイプX」9棟の建設を進めていますが、現時点で移行したのは3カ国にとどまっています。
「タイプX」の整備費用などは、出展する国が負担することになっていますが、関係者によると、全てを回収することは難しい見通しだということです。
回収できなかった分は、会場建設費の予備費130億円から捻出する案が出ていて、今月末の理事会で協議される予定です。
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