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 梅干しを入れてはいけない容器があります。入れてしまうと、梅干しの美味しさを損なうのは、何製の容器でしょう?

■明治から続く…和歌山の梅農家に聞く

梅干しの研究に情熱を注ぐ梅ボーイズ この記事の写真

 ご飯の真ん中に入れた日の丸弁当。キュウリと和えたり、ささ身と一緒に食べたり…。

 そんな食卓のお供・梅干しですが、保存する際に入れない方がいい容器があります。金属、陶器、ガラス、プラスチック、どれでしょうか。

街の人(80代)
「プラスチック。酸化するような気がする」 街の人(40代)
「陶器だと、塩気が上に上がってくる感じ」 街の人(60代)
「金属。酸とかで金属が劣化するのかな」

 梅の名産地・和歌山で明治から続く梅農家で、梅干しの研究に情熱を注ぐ「梅ボーイズ」代表の山本将志郎さんに教えてもらいました。

山本さん
「梅干しの保存には注意が必要。場合によっては、保存できないものがある。(梅干しが)どんどんカピカピになる」

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■梅干しの保存に最適なのは「プラスチック」

■梅干しの保存に最適なのは「プラスチック」

金属 梅干しの酸でさびる

 金属、陶器、ガラス、プラスチックの四つの容器のなかで、実は梅干しの保存に適しているのは一つだけ。まずダメなのは?

山本さん
「梅干しが塩分と酸度もあるので、金属製のものを使うと良くない。金属部分がさびてくる」

 金属製は梅干しの酸でさびてしまい、梅干しの味も悪くなってしまいます。

陶器 密閉性が低いと水分が蒸発

 次に梅干しといえば、陶器の器。これは、さびません。

山本さん
「(陶器は)種類にもよるが、密閉性が高くないと、梅干しも長期間置いておくと(水分が)蒸発してカピカピに」

 陶器はフタの隙間から梅干しの水分が逃げ、食感や味が悪くなります。

最適な容器はプラスチック

 それでは、適している容器はプラスチック?ガラス?

山本さん
「ガラスは大丈夫だが、フタが金属のもの。数年単位で保存しようと思ったら、フタがさびてくる」

 ガラス製はフタが金属だと、やはりさびてしまいます。ということで、梅干しの保存に適しているのは?

山本さん
「梅干しの保存に最適なのはプラスチック」

 プラスチックの容器は腐食せず密閉でき、梅干しの保存に適しています。

街の人(60代)
「適当に生きてきたなみたいな。言われたようにやってみます」 街の人(30代)
「そうなんだ!とりあえず密閉します」

 梅干しの保存容器で重要なのは、「金属を使っていないこと」と「密閉されていること」です。やむを得ずガラス容器を使う場合は、蓋をプラスチック製に。陶器の場合は蓋の下にラップを敷くなどすることが、おすすめだそうです。

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