証券取引等監視委員会は、三菱UFJ銀行と系列の証券会社2社に不適切な顧客情報の共有などがあったとして、行政処分するよう金融庁に勧告しました。

 証券取引等監視委員会が金融庁に処分勧告したのは、三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券です。

 三菱UFJ銀行では株式の売り出しを巡り、顧客が系列の証券会社に情報提供しないよう再三求めていたにもかかわらず、当時の専務執行役員は系列の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が案件を獲得できるよう情報提供していました。

 こうしたグループ間での不適切な情報のやり取りは少なくとも26回あったということです。

 また、銀行には認められていない有価証券の業務も継続的に行われていました。

 三菱UFJ銀行などは「内部管理体制の一層の充実・強化を図っていく」としています。

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