シャープは、稼働を停止する大型液晶パネル工場を活用した大規模なAIデータセンターの構築に向け、ソフトバンクと基本合意したと発表しました。

■大型液晶パネル事業 生産停止へ

シャープは先月、近年業績が低迷していた大型液晶パネル事業について、収益の改善が見込めないため生産を停止し、ことし9月末までに大阪・堺市の工場を停止すると発表しました。

■堺工場跡地に「AIデータセンター」ソフトバンクと基本合意

これを受けて、シャープは工場の跡地を活用した大規模なAIデータセンター構築に向けてソフトバンクと基本合意したということです。

■来年の本格稼働目指す 大学や企業など幅広く提供予定

ソフトバンクは工場の土地や建物、電源設備、冷却設備などを譲り受けることで、来年中の早期の本格稼働を目指すとしています。

受電容量はおよそ150メガワット規模で始め、将来的には400メガワット超の規模まで拡大する見込みです。

データセンターは大学や研究機関、企業などに幅広く提供される予定です。

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