念願の新幹線開業を。四国新幹線の早期実現に向け、四国4県と経済団体が連携した初めての署名活動が4日にスタートしました。

四国は全国で唯一の新幹線の空白地帯。4つの県庁所在地と東京を3時間以内で結ぶ「四国新幹線」の早期実現は地元の経済界にとっても長年の悲願です。

この状況のなか、四国経済連合会の佐伯勇人会長をはじめ各県の経済団体のトップが、中村知事ら4県の知事と高知県で懇談しました。

四国経済連合会・佐伯勇人会長:
「(新幹線は)次はやはり四国の番だと。こういう熱い思いをしっかりと形として国に強くアピールしたい。国を動かすためには地域の人々の大きな盛り上がりがないといい方向に向いていかないだろうという思いもあり、署名活動をやっていこうということにしました」

この懇談で決まったのは、官民でつくる整備促進期成会で初めての署名活動のスタートです。

中村知事:
「地域の活性化の様々な観点から『今がチャンス到来』という風に思っている。新幹線実現のための署名活動にも経済界と力を合わせて挑戦したい」

整備促進期成会は4日から特設ホームページを開設。ウェブで署名を受け付けるほか、専用の用紙をダウンロードしてもらい、署名を期成会の事務局へ郵送かFAXで受け付けることも可能。来年の夏を目途に署名をとりまとめ国に提出する予定です。

また会場には来年4月開幕の「大阪・関西万博」のPRのため、大阪府の吉村洋文知事が駆けつけました。

吉村洋文知事:
「万博は2800万人が訪問するので、これは四国の魅力発信をする絶好の機会でもあると思っています」

吉村知事は四国4県の知事らに対し、万博は161の国と地域が参加し半年間続くメガイベントで、万博を機会に四国の素晴らしさ・魅力をPRして欲しいと呼びかけました。

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