架空の取引を繰り返し、トヨタ系の自動車部品メーカーから金をだまし取ったとして、元社員の男らが逮捕されました。

 逮捕されたのは大豊精機の元社員・平川真也容疑者(43)と、その発注先の企業の元経営者の男2人で、2021年5月から7月にかけ自動車部品の架空の取引を繰り返し、会社から合わせて792万円をだまし取った疑いがもたれています。

 警察は3人の認否を明らかにしていませんが、平川容疑者は当時、部品の発注を管理する立場で、架空の納品書にサインをして会社宛ての請求をさせ、支払われた金を3人で分け合っていたと見られています。

 大豊精機の社内調査で2011年からの11年間で合わせておよそ2億円の架空の取引が確認され、平川容疑者は去年1月に懲戒解雇されていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。