首都圏の新築マンションの平均価格が高止まりするなか、管理費も大きく値上がりしています。番組は、購入時から倍近くに負担が増えたという男性に話を聞きました。
■管理費や修繕費も上昇 どうして?
首都圏の新築マンション価格の推移 この記事の写真21日、不動産経済研究所が発表した先月の首都圏の新築マンション1戸あたりの平均価格は7412万円です。おととしより、1000万円以上高い価格で推移していて、依然、高止まりが続いています。
街の人(30代)「現状、手が届かないので考えづらい。7000万円は出せない」 街の人(60代)
「いくら共稼ぎしても、なかなかそこまでの。億いくかいかないか分からないが、都心だったら本当にすごく高いと思います」 街の人
「(Q.マンション探す時に高いと思ったことはある?)今まで実家に住んでいたのでマンション高いなと思います」 なかでも、管理費や修繕費が上昇
高騰しているのは、マンション価格だけではありません。管理費や修繕費、駐車場代、駐輪場代、インターネット使用料、ケーブルテレビ使用料など、様々な費用がかかるマンション生活ですが、そのなかでも管理費や修繕費が上昇しているといいます。
SNSから「次回更新から家賃・管理費合わせて4000円の値上げへ…もうもやし食べて生活しないと…」
「管理費と修繕費が値上げした。月6000弱上がったんですけど!どゆこと!」 街の人(30代)
「(Q.管理費がだんだん上がってきた認識は?)今年7月からオートロックが導入されてプラス2000円になったみたいです」 街の人(30代)
「管理費月6000円くらい」
「(Q.もともとは?)5000円くらい」 管理費・修繕積立金の価格推移
過去5年間の1平米あたりの管理費と修繕積立金の平均額を比較すると、どちらも額が上昇しています。一体、どうして高騰が続いているのでしょうか?
どうして高騰続いている? さくら事務所 マンション管理コンサルタント山本直彌氏
「人手不足というところがあり、一番はマンションの管理人の人件費。マンションの管理人のなり手が不足してきていてなれる方が限られてきますから、一定の高い時給をちゃんと出さないとそもそも募集が来ないという状況になっているのが、昨今のマンション管理会社の特徴になっています」
管理費以外にも、資材価格の高騰が原因で、修繕積立金も上昇傾向にあるといいます。
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■新築の分譲マンションで顕著■新築の分譲マンションで顕著
7年前にマンション購入兵庫県在住30代
「これから何十年も多分生きていく中で、日常生活でも負担は大きくなる」
先週行われたマンションの住民説明会で、来月以降、管理費が5000円値上がりすることが説明されました。
購入時より1万円以上アップの例もマンションの購入を契約した時は、管理費と修繕積立金の合計額は、月2万3000円でしたが、今では1万8000円アップの4万1000円に達しています。
6月からの1カ月の支払い内訳男性は毎月、住宅ローン7万円と駐車場代1万2000円も支払っていて、合わせて12万3000円になります。
兵庫県在住30代「今いろいろ人件費の高騰とかで物価も上がってますし、管理費用や修繕積立金が上がるのは仕方ない部分もあるんですけど、負担が増えるというのは間違いないので。僕も子どもが3人いたりだとか。住むための住居費用ですよね。そういったものが増えてしまうのはやっぱり大変ではないかと思う」 昨今の新築分譲マンションに関して
マンションの住民が直面している管理費高騰。顕著なのは、新築の分譲マンションだといいます。
山本氏「途中から(管理費を)上げるのが難しいのであれば、初期設定額を十分利益を取れる額にしよう、こういうふうに考えるマンション管理会社が増えてきて、昨今の新築分譲マンションに関しては大幅に管理費が上回る形になっているのかなと思っています」
(「グッド!モーニング」2024年5月22日放送分より)
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