外国人客が次々訪れるのは秋葉原のゲーム店。お目当ては最新のものではなく、古ーいゲームソフトです。高騰する中古ゲーム市場。あなたのお家にも、お宝が眠っているかもしれません。
■往年の名作が…年々高騰
クールな日本を体感できる街、東京・秋葉原。外国人観光客のお目当ては…
アメリカから「ニンテンドー64がいっぱい置いてあるよ」 この記事の写真は19枚 アメリカから
「スーパーマリオ、64のマリオカート…」
客の7割以上が外国人だというレトロゲーム専門店。
ファミコン、メガドライブなどの往年のゲームタイトルがずらりと並び、懐かしのアーケードゲームも遊べます。
「ゲームキューブを買いました。本当にいい(安い)値段買わなきゃと思った」 イギリスから
「ゲームをいくつか。例えばこれ、『餓狼伝説』。あと『マジカルアドベンチャー2』」
彼らはなぜ、日本でゲームを買うのでしょうか?
オランダから「このゲーム(『電車でGO!』)は日本でしか買えないと思う」 イギリスから
「(世界で)一番いいゲームは日本発祥だから」
多くの日本人を夢中にさせたゲームの数々。メイドインジャパンは世界共通の思い出です。
アメリカから「(Q.レトロゲームがなぜ外国人に人気?)こういうゲームをプレーしながら育ったからだと思う」 オランダから
「子ども時代を思い出すからかな。当時は多くの子どもたちがゲームボーイで遊んでいた。その時の思い出があるのでしょう、当時のゲームがそのまま残っている」 アメリカから
「彼は『ファイナルファンタジー』を一つ残らずプレーしました」 イギリスから
「最近は欧米のゲームも伸びてきたけど、レトロゲームでは日本のものがキング(1番)だと思う」
レトロゲームには、最新のゲームにない魅力があるといいます。
駿河屋・ゲーム鑑定士 山下貴大さん「シンプルで味のあるグラフィックや音楽、最新のゲームでは味わえないもの、そういったものにロマンを感じて、魅了されている方が増えている」
中古ゲームの鑑定士によると、人気の高まりから市場価格も上がっているといいます。
駿河屋・ゲーム鑑定士 山下貴大さん「レトロゲームについては、ほとんどが年々高騰している傾向。例えば、ご存じ『ロックマン』シリーズ第1作ファミコンの買い取り価格は、10年前、9000円だったのが現在7万円」
有名タイトルは10年で約8倍に。
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■空前のブーム!高く売るコツは■空前のブーム!高く売るコツは
中古ゲームを取り扱う駿河屋。意外なタイトルが史上最高値をつけていました。
駿河屋・ゲーム鑑定士 山下貴大さん「『ちびまる子ちゃん まる子デラックスクイズ』、こちら買い取り金額が150万円。NEOGEOという、コアなユーザー向けのハードで、流通数がほとんどなく現在では“幻のタイトル”と言ってもいい」
あなたの家にも、お宝が眠っているかも。
状態がよければ、ヒット作の『スーパーマリオワールド』は2800円、『ファイナルファンタジー IV』は2300円で買い取り実績があるそうです。
ゲーム鑑定のプロが教える、高価で売るコツは?
駿河屋・ゲーム鑑定士 山下貴大さん「とにかく箱と説明書、程度が良いものであるか。両方が状態が良ければ、どのタイトルでも高価買い取りとなるチャンスがある。複数点お持ち込みの場合、買い取り金額アップやキャンペーンを開催していることがある。汚れなどを事前に掃除してお持ち込みいただいたほうが、状態を確認するときの印象が良くなる」
捨てきれない思い出をお店に託せば、別の誰かの宝物になるかもしれません。
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